学生の日々の学びをサポート
教務部には、履修計画作成や学習方法の指導を行うラーニングアドバイザー(LA)と、履修者のスムーズな受講を支援するティーチングアシスタント(TA)と呼ばれる専門スタッフが所属し、学生の日々の学びをサポートしています。私はTAとして、主に英語科目受講者からの問い合わせ対応を行っています。また受講進捗に応じて学習を奨励するアプローチを行い、学生のモチベーションを維持・向上できるよう努めることもTAの重要な役割です。さらに、先生方が学生指導に集中することができるよう、定期的な受講状況の集計・分析作業や、科目開講前のコンテンツチェック・開講後のメンテナンス等といった業務も担っています。
多種多様な問い合わせに対応するために
教務部は学生の学びに関する一次窓口となっているため、日々、さまざまな問い合わせや相談メールが寄せられます。英語科目に関する質問も、講義内容の質問から効率的な学び方の相談まで多種多様です。学生からの問い合わせには24時間以内にフィードバックすることが定められているので、毎日Web会議を行い、担当教員と連携しながら丁寧に回答することを心がけています。サイバー大学は時間と場所に縛られず学べることから、若年層から社会人まで多様な方々が学んでいます。環境やバックグラウンド、習熟度などの異なる学生からの問い合わせに対応するため、TAには学生の困りごとやニーズを正確に把握する理解力・状況把握能力が求められます。また、把握した問題の解決方法を見極める判断力や、改善項目・要望を自ら提案する積極性、状況を改善するために各部署の担当者と連携するコミュニケーション能力の必要性も日々感じています。
単位修得を見届けたときの喜び
TAとして喜びを感じるのは、学生からの問い合わせに迅速かつ的確に対応し、学生が悩みを解決して学修へのモチベーションを維持してくれたときです。受講中に躓きかけた学生たちが無事に単位を修得できた瞬間に、学生の学びを支えることができたと実感し、喜びもひとしおです。また、受講状況の分析を通じて学修の質や学修へのモチベーションを高めるアプローチを検討、実践することもTAの役割の一つですが、学生の学修傾向にも多様性があるため、実際に効果を得るのは簡単なことではありません。現在、教員の先生方と日々議論しながらさまざまな施策に取り組んでおり、そこにも難しさと同時に大きなやりがいを感じています。サイバー大学は、学ぶ意欲のある人に、環境や条件に左右されない開かれた教育を実践しています。私がTAとして学生の学びをサポートすることで、人材育成の一助となり、ひいては社会貢献につながっているのではないかと感じています。
将来は大学全体の運営にも
私は以前、国立大学の職員として、教務や広報などの業務を経験してきました。現在は英語科目に関連する業務が主軸となっていますが、今後は教務部のメンバーとしてさまざまな業務に積極的に関わり、幅広いスキル・知識を身に付けていきたいと思っています。そして将来的にはそれらを活かして、大学としてのあるべき姿や学内の制度・仕組みのより良いあり方などをマクロな視点で見つめ、大学全体の運営を支えられる職員になりたいと考えています。
現在、私には3歳になる子どもがいますが、サイバー大学はある程度自身の裁量で業務を進めることができるうえ、スーパーフレックス制度や在宅勤務を利用することで業務スケジュールを調整しやすく、仕事と育児の両立がうまくできています。この恵まれた環境を活かし、これからも自分の目指すキャリアを重ねていきたいと考えています。